Tシャツプリントのデザイン作成時と業者に依頼するときに注意すべきこと

オリジナルのTシャツプリントは、イラストやロゴ・文字など、あらゆるデザインを生地にプリントできます。1人1人の個性やこだわりが詰まったオリジナルTシャツプリントは、デザインやロゴの形の大きさ・色・プリントするインクの種類など、組み合わせは無限に存在します。

好きなように自由にデザインできることが魅力のプリントTシャツですが、一方でちょっとした失敗が原因で「仕上がりがイメージしたのと違う…」と後悔することも少なくありません。

ここでは、後悔のないオリジナルTシャツプリントを完成させるために、「デザインを考えるとき」と「業者に依頼するとき」それぞれで注意すべきポイントやコツを紹介します。

Tシャツプリントのデザインを考えるときのコツや注意すべきこと

オリジナルTシャツプリントの制作を業者に依頼する前に、まずは「Tシャツプリントのデザイン」を考える必要があります。
ここでは、オリジナルTシャツプリントのデザインを考えるときのコツや、注意すべきことについてまとめています。

プリントするデザインや写真の解像度をチェックしよう!

オリジナリティの高いプリントTシャツは、自分で制作したデザインをTシャツにプリントできるだけでなく、スマートフォンやカメラで撮った写真をプリントすることも可能です。

オリジナルのデザインや写真をプリントするときは専門業者にデータを送信して、選択したTシャツ生地にプリントしてもらいます。このとき、業者に送信するデザインや写真のデータは、できるだけ「解像度の高い」ものを用意しましょう。

解像度の低いデータを使うと、Tシャツにプリントしたときに画質が荒くなる、文字部分がギザギザになった線のままで印刷されてしまう…など、プリントしたデザインや写真の仕上がりが綺麗にならない恐れがあるためです。
業者に送るデザインや写真のデータを制作するときは、できるだけプリントしたい大きさで、きれいに見える原寸大のデザインを用意することが大切です。

デザインを考えるときは著作権に注意しよう!

Tシャツプリントのデザインを考えるときに、一番注意すべきポイントが「著作権」です。好きな漫画のキャラクターやアパレルブランドの企業ロゴなどを、著作権者の許可なく無断で使用する場合は著作権侵害となります。
作ったオリジナルTシャツプリントを販売目的ではなく、個人で着るプライベート目的で使用した場合でも、第三者の目に触れるところで着た場合は、同じく著作権侵害となってしまいます。

オリジナルTシャツプリントを制作する業者では、プリント内容の著作権についての調査は行っていないので、キャラクターや企業ロゴなどを権利者の許可なく使用することは絶対にやめましょう。
もし、一からデザインを作るのが難しいというときは、オリジナルTシャツプリント業者が公開しているデザインサンプルを参考にすることをお勧めします。

生地の色とプリントで使用するインクの色を工夫しよう!

オリジナルのデザインを目立たせたいという場合は、デザインが見えやすくなるように「生地の色とプリントで使用するインクの色を工夫」しましょう。

たとえば、白ベースなしのデザインをグレーなどの淡色生地にプリントすると、生地の色に影響を受けてデザイン部分が見えにくくなります。淡色の生地にプリントする場合は、一度白をTシャツに印刷した上でデザインをプリントすると、Tシャツ生地の色に影響されずに綺麗に仕上がります。

反対に、プリントだけが目立つことがないようにデザインをプリントしたい!という場合は、わざと白ベースなしでプリントするのがおすすめです。白ベースがないことでTシャツ生地の色に影響を受けて、プリント部分が生地になじみ、自然な感じの仕上がりになります。

印刷方法に合わせて色数を調節しよう!

Tシャツプリントの印刷方法は色々あります。印刷方法によって適したデザインなどがそれぞれ異なるため、オリジナルデザインを作るときは「印刷方法に合わせて色数を調節する」ことも大切です。

たとえば、オリジナルTシャツプリントにおける定番の印刷方法にシルクスクリーンプリントがありますが、この印刷方法を選んだ場合は色数を少なく抑えるのがポイントです。
シルクスクリーンプリントは、版と呼ばれる型を1色につき1版必要になるため、色数の少ないデザインのプリントTシャツを大量に作るには有効ですが、色数が多いデザインを印刷する場合は、版を作る手間やコストが余計にかかってしまうため、あまりおすすめできません。

多色のデザインをTシャツ生地にプリントする場合は、フルカラー印刷に対応しているデジタル転写プリントやインクジェットプリントがお勧めです。ただ、デジタル転写プリントの場合は、専用の転写シートをTシャツ生地にプレス圧着して張り付けているため、プリント部分の通気性が悪く、ゴワつくなどのデメリットがあります。
インクジェットプリントを選んだ場合、デジタル転写プリントのようなゴワつきはないですが、シルクスクリーン印刷に比べると仕上がりの美しさがやや劣ります。

このように、印刷方法によって特徴やプリントに適したデザインなどが異なるため、デザインを制作する際は、まず「どのような印刷方法でプリントTシャツを作るのか?」ということを明確にした上で、それぞれに合った色数になるように調節することがポイントです。

Tシャツプリントを業者に依頼するときに注意すべきこと

次に、Tシャツプリントを業者に依頼するときに注意すべきことを紹介します。

注文を確定する前に見積もりをとりましょう!

オリジナルTシャツプリントを業者に依頼する前に、必ず「見積もり」をとることをお勧めします。
Tシャツプリント業者によって料金設定や、基本の校正代金の内訳がそれぞれ異なります。合計金額が予算内に収まるように、事前に見積もりをとっておくと安心です。

Tシャツプリント作成にかかる料金は、デザインをプリントするボディ、つまりTシャツの生地や印刷方法、デザイン、インクの色数などによって変動します。
また、Tシャツプリント業者の多くが共通しているのが、発注する数量が多くなればなるほど1枚あたりの価格が安くなるということです。10枚発注した場合と100枚発注した場合では、1着あたりの価格が1500円以上も異なるケースもあります。

どのようなTシャツプリントを作るかによって、料金が大きく変わるので、デザインや印刷方法を選択したら、まずは一度見積もりをとり、よく検討した上で正式に発注するかどうかを決めましょう。

デザイン入稿方法を確認しよう!

「作成したデザインの入稿方法はどこも同じでは?」と思いがちですが、実は業者によってデザインの入稿方法が異なります。
オリジナルTシャツプリントのデザインデータは、基本デザインソフトで作成したものを添付して業者に送ります。デザインソフトは、イラストレーター・フォトショップを使い、業者によって使用可能なバージョンが異なるため、必ず入稿方法を確認した上で入稿してください。

デザインソフトを使えない方でも、業者によってはラフ原稿の修正を有償で行っている場合があるので、デザインを入稿する前に業者に相談して見積もりをとることをお勧めします。
デザインデータを送信するときは、5MBまでのデータはメールに添付して送信できますが、それ以上のデータはデータ便などのファイル転送サービスを利用して入稿する場合もあるので、入稿方法を事前によく確認しておきましょう。

業者ごとの納期を確認しよう!

いつでもどこからでも簡単にオリジナルTシャツプリントを注文できますが、業者によって完成品が届くまでの「納期」は異なります。急にプリントTシャツが必要になったという時は、業者ごとの通常納期と最短納期を確認した上で注文するようにしましょう。

自社工場を持つ業者の場合、正式な発注から1週間~10日営業日での出荷が一般的です。ただ、注文する枚数や加工内容、工場の込み具合によっては、通常よりもさらに納品までに時間がかかる場合もあるので注意が必要です。
急ぎでプリントTシャツを作りたい場合は、通常の納期よりも短い納期で仕上げてくれる場合もあるので、まずは一度業者に相談してみましょう。

今回は、後悔のないオリジナルTシャツプリントを完成させるために、「デザインを考えるとき」と「業者に発注するとき」それぞれで注意すべきポイントやコツを紹介しました。
オリジナルTシャツプリントを初めて作る方は、ここで紹介したポイントやコツなどを参考に満足できる素敵な1枚をぜひ完成させてください!